すると、その無限に近いほど長かった時間を隈なく占めていたものは、あれは何だったのであろうか?
それは、黒青黄の巨大な人型のものだった。人間のように見えるのは、頭蓋骨のような顔をしているからだ。あまりにも巨大だったので、目の前の空気からしっかりとした柱を作っていた。山ほどの大きさだった。
“巨大な空飛ぶ円盤か?”と電話してきた人が呟いた。”何ができないんだ?そう思っていたんだよ」。
“じゃあ、前に見たことがあるってこと?” と、もう一人が尋ねた。
“見たことがない “と最初の人は言った。
“上に行くのか、下に行くのか?”
“タワーに持っていく “と1人目は言った。
“と言うと、二人目は「空から来るにはそれしかないだろう」と答えた。
“私は他の円盤を見たことがありません」と1人目は言った。
“もう一人が「外に何か見えるか?
“もちろんだ」と1人目は言った。
“あれはどうだ?”
“見ろ!”
1人目は空中にある白い塊を指差した。
“あれがそうなの?”ともう一人が聞くと、”そうだよ。
“1人目は「そうだよ」と言った。
“2人目は「もう円盤じゃないかも」と言った。
“それは機械だということだ」。