明日の会議に必要な書類は鞄に入れた。
高槻:じゃあ、大したことないんですか?
入鹿:いや、結構大きいですよ。
高槻:さくらを中受に行かせるわけにはいかない。
イルカ:同感です。
高槻:でも、そう簡単にはいかない。 彼女はもう中忍試験にも出ていないんだから。
イルカ:わかってる。 ただ、こんなことで彼女の将来を危うくしてほしくない。
高槻:それに、彼女が怪我をしてしまったら、彼女はお荷物になってしまいますからね。
イルカ:さくらは責任者じゃないよ。
高槻:でも、正当な理由があって参加しているわけではないんだよね。
イルカ:それはわかるよ。 さて、帰ってきたら彼女と相談してみないと。
高槻:長くなりそうですね。
イルカ:彼女にそんな目に遭わせたくないですね。
高槻:それに、もしうまくいかなくなったら、彼女は家族と一緒に逃亡生活を送ることになってしまいますからね。
イルカ:わかってますよ。
高槻:彼女は犯罪者じゃない。 ただ、彼女は一人で修行に行って、いろんな問題を抱えて終わってしまっただけなんです。
入鹿:わかってます。 彼女が出てきたら、一人前にならないといけない。
高槻:そういう計画なんですね。
イルカ:はい。 でも、もし彼女が出て行ってしまったら、説得してくれる人がいないと……