そもそも体を動かすことが嫌い。

そもそも体を動かすことが嫌い。体育祭の日は、一日中炎天下で運動するなんて辛すぎる。いくら仲の良い友達と一緒にいても、走ることも、歩くことも、できればしたくない。そう思っていた中学生の時、本書を手に取った。あらすじには「この学校には、修学旅行のかわりに、夜通し80km歩く行事がある。そのなかで起こる青春模様を描いた小説」とある。うげえ。私は顔をしかめた。旅行じゃなくて徹夜で歩くなんて、地獄か。マラソン大会や駅伝を一晩中やるようなもんだ。しかし、だ。本書を読み終わった後、私は不思議と感動してしまった。それはこの作品が、「一緒に歩くことによって、はじめて誰かに本当のことを話すことができる瞬間」を描いていたからだ。

この本で一番良かったのは、著者のユニークで創造的な物事の書き方だ。例えば、比喩やたとえ話、さらには実生活での経験まで使っている。著者が自分の経験をうまく書いていることに驚いた。彼女の言葉は、あなたをロボットのように従わせることなく、理解しやすかった。著者は、彼女にとって重要な詳細を時間をかけて書き記した。この本も40ページと短かったので、とても助かった。息子が学校から帰ってくるのを待っている間にこの本を読むことができた。この本があまりにも良かったので、学校に戻ってからもまた読みたくなりました。 この本は一般的な児童書に入るのに最適だったと思います。また、短くて読みやすいので、ブッククラブに最適だと思いました。また、描写が少ないので、著者はもう少し説明的な文章が使えたのではないかと思ったが、私の好きな著者がなぜ自分の体験の細部まで描写しないのか、とても気になった。 この本を読んでよかった。教えてくれてありがとう。

Photo by harry_nl

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