それは、雨の日だった。あの時、私は、私は………人を殺めた。私の名前は有栖美由嘉。今日、このいろんな能力をもっている人が通う、「能力育成南中学校」に転校した。そして、転校初日にイジメの対象になりました。私は二つの能力をもっている。一つは、「ガードの加護」と言い、この加護は、世由宇姉さんと、由世美姉さんももっていて、普通は、どんな攻撃をあたえられても、痛みを感じるだけで、体は、どこも負傷しないという、最強の加護なのだが、私は普通じゃない。
つ目の能力は「ストリクト・ガード」と呼ばれる新能力だ。いろいろな場所の攻撃をブロックする能力で、どんなに強力な攻撃でもブロックできる。攻撃の威力が同じでも、ブロックすることができるんだ。能力をオンにすると、私の能力と体力を一気に使うこともできる。ガードしている間に攻撃してきてもブロックできる。 面倒なのは妹たちがいるときだけ。ガードするのは僕だから、いじめられるのは僕なんだ。 “みなさん、ごめんなさい……” 自分にできることを精一杯やって、泣いた。 翌日。 転校の翌日、初めてのレッスンがあった。 「わかりました。頑張ってください。” そう言って、私は通うことになった教室に通された。 そこは壁のある教室だった。 私を教えてくれたのは、おさげ髪にパフュームの女の子だった。他の先生もみんなおさげ髪にパフトップの女の子で、学校の部活に所属しているようだった。 おさげ髪にパフトップの女の子、それが私の初レッスンの相手だ。 “サトミ、行こう！” “やったね、さとみちゃん！” “私、とっても嬉しい！” 私たちは走り出した。 私はいつも走っている。 “おーい、さとみ！” “うん、行くよ！” “うれしい！” 翌日、2回目のレッスンが始まる。 私は女の子たちと一緒に教室に行った