小林製薬の問題を期に
西條氏は、営業、研究、生産業務、財務および運営体制など、同社の事業を統括する。 同社は現在、小林製薬の問題について社内調査を行っているほか、米国食品医薬品局（FDA）と連絡を取り、医薬品の回収を求めている。 「小林製薬がFDAの医薬品安全性要求事項を遵守していなかったことに鑑み、製品の品質管理および製造工程を全面的に見直すまで、この医薬品の販売を一時停止するという措置をとりました」と西條氏はAP通信に送った声明の中で述べた。 同社は、「米国の製薬業界において、品質と安全性の最高基準を遵守してきた確固たる実績がある」とし、今後もFDAやその他の規制当局と緊密に協力し、コンプライアンスを徹底し、製品の安全性を確保していくとしている。 「FDAおよびその他の規制当局と引き続き協力し、当社製品の安全性と品質を維持し、国民を保護する方法で本件を解決する」と述べた。 小林製薬は、ニフェジピンとして知られる薬剤を軽度から中等度のアルツハイマー病患者の治療に使用している日本で唯一の会社であった。 同社によれば、この薬を服用したアルツハイマー病患者数は、この薬発売以来増加しているとのことである。