「そんな訳無い!

「そんな訳無い!!」彼女は泣きなら、倒れ伏す血塗れになってしまった仲間を庇うように目の前の存在に

-アラ、初めて会った時のこと覚えてる? -かーさん!? -あ、ごめんなさい。私はあなたの過去を知ることはなかった。 -気にしてないよ!僕はここで生まれたんだから、過去なんてどうでもいいんだ! -ああ、そうですか。じゃあ、最初からやり直さないか? -なぜって? -何からって? -僕らを救ってくれた人からだよ。 -じゃあ、恩返しをしよう! -あなたのお返しには興味ないわ!それに、彼女が何を言おうと、ただの人間だ! -それが問題なんだ。 -何度隠そうとしても、それは同じだ! -彼女が何をしようとしているのか、僕にはまだ理解できない! -ああ、でも彼女は僕を人間に変えようとしてるんだ! -そういうこと? -だから彼女を止めるんだ! -急いで、彼女と話すんだ! -でも、友達がいるわけでもないし! -それは好きな人と仲良くできないからだよ! -ああ、なるほど。わかりました。 -じゃあ、これを終わらせて、次のステップに行きましょう。 -なんでそんなこと言ったの? -考えがあるからです -どういう意味ですか? -カアさんは、私たちがどこから来たのか知りたいと思わないの? -どうして別の世界から来た人が、私たちの世界のことを知りたがるの? -それは彼女が魔女だからだよ! -あら、なんて偶然! -そうじゃない!彼女を止めるわ! -彼女が私を止められると思う? -無理だと思う

Photo by Happyshooter / Joe M

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