私が更級日記の主人公から学んだことは夢だけを追い求めて現実から逃げてはいけないということです。更級日記の主人公であり作者である藤原孝標娘は当時の女性の社会的な地位が低いという時代背景も影響し、
ロマンス小説は何冊も読んできたし、久しぶりにチェックしてみるのが習慣になっているが、現実世界に住む主人公を主人公にしたロマンス小説は読んだことがなかった。この本は同じ世界が舞台だが、主人公は別の世界に住んでいる。このジャンルについては、あまり多くを語ることはできない。 私が『更級日記』の主人公に惹かれたのは、『工房がささ』シリーズ（『工房がささ』は『僕の上にもヤンデレ』）の大ファンであり、著者の娘である加古を『がさ』シリーズで知っているからだ。加古さんのキャラクターはとても独創的で、読んでいて楽しい。が・さ・さはボクの上にもヤンデレ』シリーズでは、女の子たちがさまざまな問題を抱え、それに対処していかなければならないが、この本では、主人公のチエは世界でただ一人、まったく問題のない女の子だ。私が『更級日記』の主人公から学んだことは、人は夢だけを追い求めて現実から逃げてはいけないということだ。主人公であり『更級日記』の作者である藤原小娘は、当時の女性の社会的地位の低さに影響され、「弱虫と思われないように」と考えたという。本書は同じ世界が舞台で、現実世界に生きる少女が主人公だが、主人公は異世界に住んでいる。主人公は、夢を通して現実世界や現実世界で起こることを他人に見せる力を持っている