相打ちだった

相打ちだった

裁判で提出できるような証拠はなかったが、何人かの証人はいた。私の友人で、最初に超音波検査をしてくれた女性から電話があり、赤ちゃんの心拍数が低いと言われました。おそらく生後2週間くらいで、脈拍は3しかないと言われました。 その夜、姉にそのことを話すと、姉は “ああ、私にはわかるの!”と言った。姉は、私が初めて超音波検査を受けたとき、心雑音があることを知っていたのだと教えてくれた。私は証言に行くことになった。 赤ちゃんを家に連れて帰ったとき、私は周囲を見回して言った。誰かに話すのが怖かった。私の選択ではなかったし、私のせいでもなかった。でも、両親に話したら自分が生きていけなくなりそうだった。両親は私を病院に連れて行ったのだから。私は彼が健康であることを強く望んでいた。 翌朝、彼は午後3時4分に生まれた。妹と私は出産に立ち会い、彼を見下ろした瞬間、涙がこぼれました。彼は本当に美しかった!今まで見た中で一番美しく、この子に出会えて本当によかったと思いました。医師は出産後すぐに帝王切開をするはずでしたが、私と妹は待つことにしました。姉も私もショックだった。出産する準備ができているとは思えなかったし、姉と私はしばらく結婚式の計画を立てていた。それが私にできるせめてものことだった。 私たちは医者が来るまで待った。

Photo by w_lemay

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