まずは、うちと付き合ってくれてありがとう。

まずは、うちと付き合ってくれてありがとう。最初はまさかれおと付き合うことになるなんて思ってなかったけど、今では付き合えてほんとに良かったなって思ってます。

レオ 喜んでくれてうれしいよ。そうじゃなかったら行かなかったよ。 「あなたの話を聞かせてください。 「私の話……」。 「何があったんですか? 「私はまだ子供でした。 「何をしたのですか? 「鉄仮面をかぶって孤児院に送られたんだ。孤児院に馴染めなかったようだが、校長がそれを見抜いて、騎士になるように仕向けたんだ」。 「校長? 「そうです。それで孤児院に入ることになったんだ。働いて、働いて……2カ月間、眠れなかった」。 「…本当に大変な人生だったんですね」。 「いいえ、そんなことはありません。ただ、孤児院で楽しめなかったことが残念です」。 「いや、それだけは話してほしい。孤児院のこと、園長先生のこと、全部聞きたいんです。あなたが知らなくても、私は想像できますから」。 「将来、辛いことがたくさんあるとも言われたし……」。 「でも、私はあなたを信じます。君は本当にいい子だ。だから、ずっと一緒にいる。私も、あなたにはたくさんの苦労をしてほしいから、たとえどんなことがあっても、私たちのことをよろしくお願いします」。 「それは問題ありません」。 「そうでしょうね。 「頑張ります」。 「心配しないで、ずっと一緒にいるから」。 もう苦労はしたくない、でも大きく強くなりたい。 人を守れるようになりたい。 ひとりぼっちで友達もいないのは嫌だ。 自分のことは自分で決められるようになりたい。 みんなを助けられるようになりたい

Photo by HorneEfterskole

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。