日野啓三が著した「市民のイメージ」を要約して下さい。
市民のイメージ 日野啓三 市民のイメージ（前編） 日野啓三 市民のイメージ（後編） 以前、私は市民のことを「理想の市民」と呼んで批判されたことがある。誤解を避けるために、その意味を説明しておきたい。善良な市民の理想像を言っているのではない。そうではなく、私たちが国家として共有している価値観、モラル、倫理観を共有する市民の理想像のことである。理想的な国民とは、わが国への帰属意識を明確に持ち、わが国の国益を尊重し支持するために必要な価値観と道徳観を備えた人である。 私たちの国家は家族であり、私たちはそれぞれその一員である。これは、どんなときでも家族と意見の相違や衝突がないとは言いません。しかし、こうした意見の相違を分かち合うとき、私たちは自発的に、そして常に、私たち家族という共通の目標に向かって共に前進できるよう、共通の土台を見出すことを目標にそうする。私たちは、私たちの国の価値観や価値観、そして共通の歴史によって結ばれている。 理想的な市民とは、こうした共通の価値観の意味を理解し、それを共有する人である。 理想的な市民とは、過去に起こったことはすべて自分のものだと信じている人ではない。これは愚かな考えであり、危険なものである。私たちは過去の人々の祖先ではない。