明るくて元気で笑顔の似合う美少女が、私の住む惑星にやって来ました。

明るくて元気で笑顔の似合う美少女が、私の住む惑星にやって来ました。彼女は宇宙でも(彼女が思っている以上に)有名で、私も彼女を推していた。そんな私にとってこの日の彼女の来訪は、しかし嬉々とできるものではなかった。それは彼女が、無数の星を喰らう化け物と闘い、ついでに目からビームを放って衛星の一つを粉砕していたからだ。

この事件で地球政府は、星を食べる怪獣が私たちの星に近づくことを禁止した。しかし、10歳の頃から怪獣と戦い続けてきたこの少女は、なぜか私の星に戻ってくることにした。なぜ彼女が戻ってくるのか、私にはわからなかった。 どうすればいいのかもわからなかった。 しかし、父からのメッセージが届いていた。 「心配するな。安全地帯にいなさい。必ず助ける。向こうの友人たちにも連絡済みで、必ず助けるから」。 メッセージはとてもシンプルで的を得ていた。 「でも、僕は星を食べる街に行って、あの子を説得して、僕と一緒にいてくれるかどうか確かめたいんだ」。 そのメッセージを受け取ったとき、私はとても嬉しかった。 「お父さんがいいなら行ってもいい」。 だから私は父の望みどおりにした。 一度も会ったことのない父が、銀河系の反対側にある星を食べる街にやってきたのだ。 「でも、父さんにはもう言ってあるんだ。あなたが私抜きで来たと知ったら、彼は激怒するでしょう」 「本当に、お父さん。僕にとってとても大事なことなんだ」 父の言葉を聞いたとき、私はとても嬉しかった。 「もう一回言ったら、お前を殺さなければならなくなる」 「ああ、うるさい。殺すつもりはない。絶対に守ってやる。 「本当に、お父さん!残りの人生、絶対にあなたと一緒に過ごします!」 私はそう言った。 父は微笑み、優しくうなずいた

Photo by cseeman

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