私が看護師になりたいと思ったきっかけは、小学4年生の時に叔母が流…

私が看護師になりたいと思ったきっかけは、小学4年生の時に叔母が流産を経験したことです。私と叔母は家が近く、検診にも一緒に連れてってもらったりもしていました。すごく小さい写真をみたとき、命ってこんなにすごいんだと思いました。妊娠したことを教えてもらったその日から私は、いつ赤ちゃんに会えるかとても楽しみでした。でも、会うことはできませんでした。その時の看護師さんは私や周りの家族にまで気配りしてくださり、かっこいいと思うと同時に憧れをもちました。そして、私も人のために仕事がしたいと思った

“私も人のために働こうと思ったけど、そうしなくて本当によかった。あなたは良い心を持っているに違いない” 事故の後、もう二度と働けないと思っていました。救急車に乗るのも、運転するのも怖かった。あまりの痛みに、何が起こるかわからなかった。でも、働けてよかった。看護師になれたのは、私を気遣ってくれた人たちのおかげです。 振り返ってみると、心肺蘇生法を学んでおけばよかったと思います。おかげで命拾いしました。フォークの使い方を学んでおけばよかった。ペンナイフの使い方を知っていればよかった。もっと周囲に気を配っていればよかった。世界についてもっと知識があればよかった。でも私にとっては、救命救急センターで働く機会があってよかったと思っています。支えてくれたみんな、そして友情に感謝します。 * 個人情報保護のため、氏名は変更しています。

Photo by delirium florens

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