手紙、送ってくれてありがとう。

手紙、送ってくれてありがとう。写真見たよ。とても綺麗で、神秘的で、それでいてどこか愉快で。何よりこの全身でめいいっぱい感じてみたいと思った。この手紙を貰ってからずっと考えてた。ぐうちゃんが何を言いたかったのか、何を伝えたかったのか、何を思って欲しかったのか。今でも良く分からない。だけど一つ、確かに分かることがある。それはぐうちゃんは僕をからかってなんかいない、僕に

そして、彼が私のことを「グーちゃん」と呼ぶことを不思議だとは思わなかった。それは、ずっと自分のことを「グーちゃん」と呼んできたからだ。なぜ私は女になり、そして男になったのか。それは誰にも答えられない質問だと思う。 “本当にグーちゃんなんだね”。 そう言いたい。そして、その理由を聞いてみたい。なぜ男になりたかったのか。なぜ女になりたかったのか。なぜ名前を変えたかったのか。 答えを知っているわけではない。ただひとつわかっているのは、彼はグーちゃんになるためにできる限りのことをしたということだ。そしてそれだけでなく、彼はその目標を達成するために全身全霊を捧げたのだ。 「もし今、過去に戻れるなら、今男女として生きている人たちに会いたい。彼らがどのように生きているのか見てみたい。私が持ち帰ることができるのは、思い出という形で持っていったものでしょう。” しかし、それは私の夢でしかない。私がグーちゃんで、グーちゃんが私である世界を。 “でも、あなたにも会いたい” 「私に?私の中の、戻って会いたい部分って何? 今の私、ただ彼女の顔が見たい、ただ彼女の友達になりたい。彼女を理解し、受け入れることができる友人になりたい。一緒に笑って泣ける友達になりたい。自分の足で立てる友達になりたい。いつもそばにいてあげられる友達でありたい。いつだって、彼女の味方でいてあげられる友達でありたい。

Photo by Centre Europeu de Barcelona

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