「書くこと」を伝える本だ。

「書くこと」を伝える本だ。書く技術ではない。著者自ら「この本を読んでも文章がうまくならない」と前置きしたところからはじまる。それでは、書くことの何を伝えているのだろう。この本は、「書くこと」の呪縛から解き放ち、「書くこと」のおもりをひとつひとつ外し、「書くこと」の自由を手繰り寄せていく本だ。

この本を読んだ後、あなたは自分の文章について考え始めるだろう。以下はその一部である。 1. 書くこと。 2. 知っていることを書く。 3. 書きたいことを書く。 4. 正しいと思うことを書く。 5. 自分の利益のために書く。 6. 家に送らなければならないものを書く。 7. 執筆の代金を支払うために売らなければならないものを書く。 8. 自分のために書く。 9. 自分の経験について書く。 10. 心から書く。 11. 他人を助けるために書く。 12. 自分が生きたい世界について書く。 広告 13. 自分の過去について書く。 14. 未来について書く。 15. 愛する人々について書く。 16. 嫌いな人について書く。 17. 自分の人生の登場人物について書く。 18. 敵について書く。 19. 友人について書く 20. あなたが入りたい世界について書きなさい。 21. 読めない人のために書こう。 本書を読み終えれば、作家とは呼ばれるような存在ではないことに気づくだろう。実際、書くというプロセスそのものが、あなたをより優れた作家にするのだ。 広告 書くことは人生を考えさせる。書くことは世界について考えさせる。書くことは、自分自身について考えさせる。書くことで、自分の望む世界のために書くようになる。書くことは、書きたい人物について書かせる。書くことは、嫌いなキャラクターについて書かせる

Photo by Palácio do Planalto

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