目が覚めると視界に映ったのは、ダブルベッドと大人向けの玩具、白い…

目が覚めると視界に映ったのは、ダブルベッドと大人向けの玩具、白い床に寝転がっている神馬さんと目の前に書いてある【SEXしないつ出られない部屋】の文字だけだ。当然ながら私はそういった経験はない。力ずくで開けてみようともしたが扉はびくともしない。

結局、左手でドアを開けることができた。ドアも金属製で、言ってみれば戸袋のようなものでできていた。それにしても、本当に柔らかかった。 同時に、ベッドのすぐ隣に小さな一人部屋があり、小さな部屋なのでクローゼットとしても使いやすいと言われた。 クローゼットの中にはただひとつ、箱が入っていた。 箱の中身は私が欲しいものだと言われた。 中身はタオル、小さな扇風機、ランプ、シャンプーのボトル、鏡など、ごく普通のものだった。 その箱は、私とのセックスを目的とした成人男性向けのもののようだった。 中身は私のためのものだと聞いていたので、もちろん疑う理由はなかった。 また、中身は私に限ったものではなかった。 クローゼットの中から上間さんの声が聞こえた。 [ここにいるんだから、使いたければどうぞ」「断る」。クローゼットの中の声でそう言われたが、それが上間さんなのかどうかはわからなかった。 しかし、上間さんは押入れの中の誰かと話しているようだった。 「どうして寝ないの? 押入れの中から私の名前を呼ぶ声がした。 ドアの外を見たが、暗闇しかない。 押入れの中の人が話していたのは、この部屋だったのだろうか

Photo by ILO PHOTOS NEWS

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