人権作文 ポリコレ
2014年に採択された現在の米国務省のキューバ政策は、国務省の政策の中で最も制限的なものである。米国人旅行者にさまざまな制限を課しており、国務省は一部の渡航を阻止する措置をとっている。 キューバは国務省の「特に懸念される国」（Countries of Particular Concern）の一部としてリストアップされており、これは米国政府が同国の人権侵害を 「強く非難する 」ことを意味し、「米国の外交政策目標に対する障害 」となっている。 しかし、国務省のキューバ政策にもかかわらず、キューバへの入国ビザが発給された米国人旅行者も数多くいる。 その中には、キューバ国籍の兄の葬儀のためにキューバに渡航した男性もいた。米国政府は、国務省が彼の兄を 「政治犯 」であると判断したため、この男性へのビザ発給を拒否したという。 この男性、ウンベルト・ロペスは、兄が政治犯であると主張し、国務省を相手取って訴訟を起こした。 マイアミの連邦判事は2015年にロペスを支持する判決を下し、米政府はその判決を不服として、現在、米第4巡回区控訴裁判所に控訴中である。 米国政府は、政治的な理由でキューバに拘束されていたと主張するキューバの人々にビザを発給しなければならないという決定を不服としている。 ロペスの弁護士は、それは「不合理な」主張であると述べ、確信していると語った。