人権について
外務英連邦局で行われた人権の歴史についての長くて退屈なディスカッションも終盤にさしかかり、時間の都合で早々に退席せざるを得なかった。 私が最初に批判したのは、人権問題の使われ方と誤用に関するものだった。 人権の問題は、国際法の多くの分野であまりにも自由に使われている。私の見解では、このような人権の概念の誤用は間違っている。これは、特定の原則が誤用されうることの好例である。 人権は「究極の原則」ではなく、厳密に言えば「手続き」であり、人権の問題に対処するための一連の原則である。 人権の概念は、EUが加盟している国際条約に定められている。これらの条約は、1948年に合意されて以来、改訂や延長はされていない。 これらの条約は、人権の保護という問題に関して非常に明確である。これらの条約は、人権の保護は人間の尊厳を尊重する権利の一部であると述べている。これは、すべての人が尊重しなければならない基本的権利である。 EUは、1950年代以降に採択された人権の保護を定めた条約の多くに関与してきた。 EUは、1990年に採択された「児童の権利に関する条約」の締約国である。