ゴールデンウィークに高校生の時の仲の良かった友達と2泊３日で京都へ旅行に行った。観光名所である清水寺に行き、着物を着て食べ歩きをした。とても楽しくはしゃぎすぎて疲れてしまい、帰りの新幹線では寝てしまった。
ある意味、私たち2人は岐路に立たされていた。前日、私たちだけでお寺に行った。私は着物を着て歩くつもりはなかったが、お寺では女の子らしいドレスを着た女の子になった気分だった。私たちはお互いに自分の性別に戸惑いを感じていたが、同時にお互いに恋をしていた。帰り道、私たちは二度目にお寺で再会し、そこで初めてのキスをした。どうしたら自分もあんなふうになれるのだろうと考え始めた。そして、私は女の子になれると気づき、名前と外見を変える方法を考え始めた。それから数ヵ月後、ホルモン剤を飲み始めて、自分を女性だと思うようになった。それで名前を愛士に変えたの 自分のアイデンティティをどう表現しますか？ 自分のことはよくわからない。両親も私のことをよく知らない。友人たちも、私が男なのか女なのか、それともまったく別の何かなのか、ほとんどの人が知らない。私はそのことを話したくない。私の秘密を探ろうとする人たちと一緒にいるのが嫌なんだ。 あなた自身の子供時代についてはどうですか？ 私は1986年に生まれた。父は東京の専門学校の学生でした。父は男で、私は女の子でした。東京で女の子として育つのは簡単なことではありませんでした。男と同じで、とても孤独だった。本当に小さい頃、一度だけ銭湯に行ったことを覚えている。その時、あまりの寂しさに泣いていたのを覚えている。