奈良県の歴史的建造物を見て学んだことは
こんなものは見たことがない。歴史的建造物とは思えない。 実際、これほど変わった形の建物は見たことがない。 建物の形は、典型的な現代の教会のそれではない。 柱がない。 丸天井はなく、壁は厚くない。 欄干もない。 しかし、この建物は教会として建てられた。 屋根は単純な長方形だった。 ドームは金属ではなく木でできていた。 柱は2本しかなかった。 メインの入り口は正面玄関からで、2番目の入り口は身廊からだった。 一つの階段が正面玄関から身廊に向かい、反対側に戻ってきた。 建物はそれほど広くなかった。 正面玄関は建物の2面にあり、身廊は反対側にあった。 建物の周りに壁はなかった。 この大きさの建物が300年以上も存続することは不可能だったと想像できる。 しかし、この建物が1873年の大地震に耐えただろうか。 1873年に何が起こったかを伝える記録はまだあまり残っていない。 1891年にも地震があった。 1873年の地震ほど強くはなかった。 この建物が2つの地震を同時に乗り越えたかどうかはわからない。 奈良には教会がほとんどなく、そのすべてが地震で被害を受けた。 左の建物は奈良市内で最も古い建物である