沖縄の戦争ではたくさんの人が犠牲になり、過去のあやまちを繰り返さないために今まで戦争の恐ろしさや平和について考えてきたが、実際に体験したことがない私たちには当時の人たちの気持ちは少ししか分からない。戦争を経験していない私たちが「戦争の恐ろしさが分かった」「当時の人は辛かったと思う」などと言うがそれはわかったつもりになっているだけではないか。
“でも、どうしたらあの出来事を忘れられるのだろう？” 私たちが前進できるのは、明晰な頭脳だけだ。その中で生きてきた人々の目、生き残った人々の目を通してすべてを理解しなければならない。当時の人々がどのように感じたか、それを真実として経験したはずなのに、それでも私たちは先祖が経験したことを忘れることはできず、私たち自身は、その場にいて経験した人々のような苦しみを経験することはないだろうと、自分自身のことを考えるしかないのだ。 「私は戦後生まれだ。私はその影響を受けるのだろうか？” 現代人は現代に生き続けなければならない。未来に目を向けなければならない。明日の人々が平和で調和した生活を送れるよう、考え、行動しなければならない。 「子供も孫も欲しくない。将来、戦争の影響を受けたくない。” それでも私たちは今を生きなければならない。今を生きることが私たちの目標であるべきだ。今を生き抜くために、過去の人々が経験したことに影響されてはならない。 「結婚したい、子供が欲しい。 子供を持つことを諦めてはいけない。子供や孫と暮らすことを楽しみにしなければならない。 「私たちは戦争の影響を受けました。子どもたちが再び戦争を経験しないようにするためにはどうしたらいいのか。 私たちは未来に目を向けるべきです。私たちが育てていく世界を楽しみにしなければならない。