お金はなぜ価値を持つのかという授業を受けて私が考えたことは

お金はなぜ価値を持つのかという授業を受けて私が考えたことは

豊かで物質的に快適な時代に、「お金を稼ぎたい」という考えに影響されない人はいないだろう。しかし、人がより多くのものを持ちたいという生得的な欲求を持つのには理由がある。 それは、「認知的不協和 」と呼ばれる神経学的現象によるものだ。 こういう仕組みだ。より多くの物を手に入れたいという欲求があるのに、自分が持っている物をよく見ると、すでに多くの物を持っていることに気づく。 これを心理学用語で 「認知的不協和 」と呼ぶ。より多くのものを手に入れたいという欲求があるとき、同時に、より少ないものを持ちたいという欲求もある。 このことは、私たちが多くの物を持っている人や大金持ちになる人をよく目にする理由を説明している。それは、「認知的不協和」があるからだ。 問題なのは、彼らが実際には物を減らしていないということだ。認知的不協和が起きていないことが問題なのだ。 私たちはこれを何とかすることができる。 認知的不協和は、部分的には欠乏感によって引き起こされる。 上述したように、より多くの物を手に入れたいという欲求がある場合、物が多ければ多いほど、その欲求を現実に見ることが難しくなる。 しかし、欠乏の問題の解決策は、物を増やすことではない。 欠乏の問題に対する解決策は、欲望を見えにくくすることである。 それが「お金」の背後にある考え方だ。

Photo by wallyg

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