俺はこの物語の主人公である肝田肝夫だ。

俺はこの物語の主人公である肝田肝夫だ。年は18歳の高校三年生で、卒業を間近に控えている。だが、これまで学生生活を送ってきた中で、1つもいい事は起こらなかった。 何とか高校は卒業できるまで頑張って単位をもらったけど、小学生時代はもちろんのこと、中学時代、そして今になっても童貞のままでいるのだ!! そう、つまりは俺に彼女はいない!!成績もそこまで優秀ではないので、家族にも冷たい目線を送られている。 だがしかし、ある日突然事件は起きた。 それは、深夜の時間帯のことである。ネットでよくある妄想系の官能小説を読みながら、暇を潰していた。次の日は学校は休みだし時間もあるからってことで、コーヒーを飲んで夜更かしと思い、俺は階段を降りて一回の冷蔵庫の方へと行こうとしたその時!! \"ゴロゴロゴロゴロゴロ!!\" 俺は12段もある階段の上から落ち込んでしまった。普通なら重症ものだが奇跡的に、傷は1つついていない。だが、しばらくの間、物凄い頭痛が走っていたのは覚えてる。 「ちょっとあんた、卒業間近なのにこんな夜中に階段から落ちるなんて何してるのよ!!」「う、うるさいっ!!何をしようと俺の勝手だ!」 心配して注意しにきた母親が怒りの表情を込み上げているが、俺の答えに対し、一瞬で表情が変わったかのように見えた。 肝田という名字が付いていながら母さん、凄い美人なのである。 「いつもいつも文句ばかり言いやがって!!息子だからって調子に乗るなよ!!お前を奴隷にしてやりたい放題やってやる!!俺はストレスがたまりすぎてるんだからな!!」 言ってしまった。自分の母親に対して言ってはいけないことを…。普通ならまた、どえらい声をあげてしかってくるが、どうしたのかしばらく返答がない。 やがて、次のひとことが帰って来た。 「肝夫君…いえ、御主人様、私の息子がこんな立派な御主人様だったとはつゆ知れず、過去の無礼な行為の数々を、どうかお許しください!!」 と涙目で言ってきた。おかしい、なにかがおかしい!! 「本当にそう思うなら、服を全部脱いで全裸になって土下座して謝れ!!」

見知った顔があった!私が倒れたとき、彼の顔は私の顔のすぐ隣にあった!あまりにショックで、そのあと自分が何をしたのかさえ覚えていない。ただ走って家に帰った。何も考えなかった。私は今、高校生です。でも、中学の同級生になったあの人に、今でも片思いしています。どうして?それを彼女に聞きたかった。しかし、その時、私の質問に答えが返ってきた!更衣室で出会ったのは、笑顔と名前と声がキュートな美少女。彼女は1年生。ミサキという。同じ学校の同級生だ。でも、僕は昔から女の子が嫌いで、最初は彼女も嫌いだった!なぜ嫌いになったのかわからない。顔が見えないので、美人かどうかはわからないが、好印象を持っている!いや、それ以上だ。彼女の精神やオーラが見えるような気がするし、僕に対する好意も感じられるから、本当に好きなんだ。どれくらい好きなのか、言葉では言い表せない。実際、僕が彼女を好きな様子は見えない。どう表現したらいいのだろう。彼女の目は湖のようで、髪は海のようだ!彼女の瞳は黄金色に輝く澄み切った春の朝のようで、彼女の髪は太陽にそっと浮かぶ柔らかな白い雲のようだ。初めて彼女を見たとき、美人かどうかはわからなかった。でも、なぜこんな気持ちになるのかわからない。私はいつも、髪の長い女の子、きれいな顔、きれいな声の女の子などを見てきた。でも、かわいい女の子を見たことがなかった。

Photo by ILO in Asia and the Pacific

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。