長かったゴールデンウィークも残念ながら最終日だ。休み中は少々の買い物と家の片付け、そしてテレビを見たりなどのんびりと過ごした。それでも比較的ゆったりと過ごせて、いろいろなことをゆっくり考えることもできたから、久々に自分を見つめなおせることができたように思う。
「一瞬にして大人になったね」 「成長したよ。これも恵ちゃんのおかげだよ。無事で本当によかった」 笑うべきか泣くべきか迷うが、泣いたら大騒ぎになるのだろう。 「でも、大丈夫じゃない。全然幸せじゃない。」 「え？」 「何を感じればいいのかわからない。私はラッキーなだけじゃなくて、あなたのような素晴らしい人に恵まれているような。でも、こんなふうに感じるのは私だけ。この関係からまったく前に進めないのは私だけなんです」。 「何か私を楽にさせる言葉はない？」 「わからない。私、こういうの苦手なんです」 「わかるよ」 めぐみちゃん、約束したのは私だから、守ったのは私だよ。今でも破ることはできない。 やってはいけないとわかっていることをやってしまった。 でも、それが正しいことだったのは確かだ。 「フィアンセになってくれてありがとう」 「うん、楽しかった。うまくいってよかった」 「楽しかった。心配しないで。どういたしまして」 「めぐみ、愛してる。君が僕を愛し返してくれるなら、僕は一生幸せだよ。」 「私も愛している。あなたの人生が最高に幸せでありますように」 だから心配だったんだ。 正直なところ、私はまだこの件で混乱しているが、これが私たちの関係の最終ステップのようだ。 めぐみを愛した気持ちは一生忘れない。 フィアンセの存在を知ったときの喜びと感謝の気持ちは、一生忘れることはないだろう。