米欧主要紙などが加盟する業界団体は２０日、米アップルのクック最高経営責任者（ＣＥＯ）に書簡を送り、アプリ販売市場「アップストア」の契約を見直し、購読料にかかる手数料の引き下げ交渉を求める方針を示した。
アップストアは、App Storeのトップ・パブリッシャーの1社として知られているが、アップルのトップ・フリー・トゥ・プレイ・ゲームには月額3.99ドルの課金をしている。 書簡はクック氏に対し、「公平で、商業的に受け入れられ、透明性のある料金体系を調査、開発、実施 」するよう求めている。 この書簡の署名者には、出版社の米国出版社協会、全米小売業協会、インタラクティブ・デジタル広告局、出版社専門家協会が含まれている。アップル社はコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。 パブリッシャーがこの手数料を懸念しているのは、グーグルのアプリストアでゲームを提供することを躊躇させるからだという。この料金は、他のパブリッシャーからも批判されている。 「この問題は、私たちの業界の成功とアメリカの労働者の雇用に直接的な影響を与えるため、早急に対処していただくようお願いするために書きます。「業界はすでに苦境に立たされており、アプリがすべてのプラットフォームで消費者に届くことが不可欠です。 書簡はクックに対し、「公平で、商業的に受け入れられ、透明性のある料金体系を調査し、開発し、実施すること 」を求めている