gw最終日、朝から曇り空だったが人出は少なく無い。昨日から比べると気温も低く夏日にはならず、今売りたい麻の商品はあまり目に付かないようだ。入店客の多くは年配のグループや母娘だった。特に目的も無いようでさらっと店内を通過していく。特にグループ客は
その店には、表で店を担当する従業員と、裏で販売とサービスを担当する従業員がいた。店の奥のエリアは、表のエリアよりもずっと静かだった。 スタッフの体型も様々だった。店長は大柄な男性で、中国語を習ったことがないようだった。レジ係は背の高い女性で、この店で一番年上の従業員だった。販売とサービスのスタッフはもっと多様で、黒いロングスカートに明るい色のブラウスを着た女性が多かった。店長は一番働いている人で、客と話す権限を持っている唯一の人だった。 この2年間、店はこのような状態だった。客は来店する気もなさそうだし、買うものにも興味がなさそうだった。商店街の真ん中だというのに、ほとんど閑散としていた。 「さあ、さあ、みんな店に行きましょう！」と女性が呼びかけると、女性たちはそれに従った。 店長が最初に到着し、レジ係がそれに続いた。 「ここが当店の全商品を扱う店舗です。私たちが扱っている商品は、この店だけです」女性は店の一角を指差しながら言った