梨央がゴールデンウイークで三万円稼いで、そのお金で韓国に旅に出た。でも三万円は、航空券でほぼ使い切ってしまったので、ホテルに泊まることもできないし、何も買うこともできない。そこで、街のはずれにあるカフェで働きお金を稼ぐことになった。しかし、梨央は韓国語を少しだけしか話すことができないため、接客も上手にできず、怒られてばかりだ。
ある日、リオが働くカフェに一人の男が飲み物を買いに来た。男が彼女に飲み物を頼むと、彼女は丁寧に応えた。しかし、彼はそれだけでは満足しなかった。彼はお金を払うという約束で彼女をデートに誘った。二人が彼のアパートに戻ると、男は彼女が応じなければ暴力をふるうとリオを脅し始めた。彼女は「金を払わないなら殺す」と言い、彼はその場を去った。翌日、男は再び彼女のアパートにやってきて、金を返せと要求した。彼女が拒否すると、彼は彼女を襲って逃げた。警察官がアパートを訪れ、リオが驚いたことに、警察に彼の罪を話すから出てくるようにと男に命じた。男は言われたとおりにし、警察官はリオに、彼女が金を返さなければ逮捕すると告げた。リオは男に金を払ったが、男は彼女のアパートに戻り、再びレイプしようとした。彼女が彼を撃退した後、警官が来て彼を逮捕した。結局、彼は1万円の罰金を科せられ、裁判所はリオに罰金1万円と反則金3000円の支払いを命じた。この事件は検察に送致され、男は暴行罪で処罰され、レイプは報道されなかった。 リオとウンスクの父親も戦時中は麻薬の売人だったが、それは特に裕福だったからではない。戦争と戦争経済の困難のためだった。他に何もできなかったから、安易な道を選んだのだ。