明日が地球最後の１日だとしたら明日が地球最後の１日だとしたら
死後の世界について確実に分かっていることは、そこは現在とは違うということだ。私たちは、自分の手に余るほど長くここにいるわけではない。死後に何が起こるかはわからなくても、今何が起こっているかははっきりしている。例えば、私たちの肉体は手入れされ、埋葬されることを知っている。また、来世があまり楽しいものではないことも知っている。隣の人と話すこともできない場所で暮らすことになる。つまり、人間として死ぬという事実からは逃れられないということを知っている。 しかし、いろいろなことがそうであるように、逃げ道はある。死ぬとすぐに、墓の中にいるとすぐに、私たちはここにいて、普通ならできないようなことをするチャンスを与えられる。私たちに意味を与え、生きていることを実感させてくれることをするチャンスが与えられているのだ。死後の世界への道はしばしば「ゲートウェイ」と表現され、来世に向かう途中でそこを通る。 それは長く険しい道である。あまりに険しい道であるため、私たちは慣れ親しんだ、快適な、慣れ親しんだものを求めてうずうずしてしまう。いつもの、快適な、慣れ親しんだものに戻らずにはいられない。いつもの日常に戻らずにはいられない。人生の単純な楽しみや、日常生活の単純な喜びに戻らずにはいられない。人生という海や世界の水に溺れているような気がしてならない