共生社会をつくる子供に必要な資質能力と「多様な情報を基に構成される知識や概念」「知識や概念を活用・統合する認知能力」「意思や感情といった非認知能力」の３つに整理し、その核となるものを「コアスキル：認知能力」「コアマインド：非認知能力」としている。 子供の姿を「コアスキル・コアマインド」の視点で見ていると、それぞれが関連していることが分かる。例えば、根拠や仮説・検証を基に、より多くの人が納得できるようにするためには、「論理スキル」が必要である。同時に、課題と向き合い続けようとする「粘り強さ」や、自分がやりたいと思ったことに向かう「情熱」も発揮される。また、子供の学びを意味付ける際も、教職員が共通の視点で子供の学びの成立を確かめることができます。
1.2. 心の発達 子どもの学習の核となるのは、物事を把握し、考え、推理する力である。核となる力、核となる心を身につけるためには、例えば、本を読む、人の話を聞く、道具を使う、ゲームをする、親や先生、学校から教わるなど、子どもたちが日常生活で行っているように学び、実践する必要がある。これらのスキルは、子どもが人として成長するために重要なものである。 1.3. 情緒の発達 子どもの環境が中核となる技能と中核となる心の発達を支援するとき、子どもは共生社会の要素を構築し、組織化し、利用することができる。 1.4. 人間関係 子どもは社会的相互作用を強く求めている。コミュニティへの帰属意識と、自分よりも大きなものの一部であるという感覚は、子どもの自尊心と幸福にとって重要である。子どもたちは、大人や両親、教師、他の子どもたちとの関わりの中で、大人になるにふさわしい自己の感覚を育てていく。 子どもはまた、社会的、情緒的、道徳的能力を発達させている。この過程は子どもの発達と呼ばれている。子どもたちが、その年齢と発達段階にふさわしい概念を理解し、使えるようになる過程である。それは時とともに継続するプロセスである