人々が一番に望んでいるのは平和です。誰もが公共の場で役割を果たせる民主主義を築きたいと思い、愛、尊敬、寛容、相互責任、公平感といった価値観のもとに築かれる社会を望んでいます。安全・安心に暮らせる社会、そして社会に貢献する機会を持てる社会を作りたい。
米国は、民主主義と人権の価値に根ざし、自由と尊厳が普遍的な価値であるという考え方に基づく、新しい外交モデルの開発に取り組んできた。「われわれは外交を通じてこれらの原則を推進するつもりであり、それが今後数十年間におけるわれわれの関与の主要な焦点となるだろう」とケリーは語った。 演説の中でケリーはまた、「世界の秩序にとって不可欠な戦略的地域における平和と安全保障の重要性についても語った。 「この地域はまた、世界の2大経済大国の本拠地でもあり、経済が競争力を高めれば高めるほど、より多くの雇用が創出され、すべての人々により多くの繁栄と機会がもたらされる。 「経済的利益を共有するだけでなく、航行の自由に対するコミットメントも共有する必要がある。南シナ海で問題となっている航行の自由は、すべての国の基本的な権利です。また、この地域のすべての国が守るべき権利でもある。ですから、私たちはこれらの権利を守り、同盟国やパートナーの利益を守る用意があり、必要であれば躊躇なく行動します」。 また、米国が外交政策において重視する重要な価値観として、「透明性」、「法の支配の尊重」、「人権の尊重」を挙げた。 「私たちは、これらの原則、信念、価値観が、米国が外交政策において重視する重要な価値観であると信じている。