「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊つるした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指さしながら、みんなに問いをかけました。
カムパネルラが手をあげました。それから四五人手をあげました。ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。
では、あなたの答えは何ですか？
「う、うーん……星だとは思うけど……」。
「では、あなたの答えを書いてください。あなたの答えの中の星の数が、あなたの最終的なスコアになります。さあ、答えを書いてみてください。」
「う、う、う、う、星の書き方がわかりません…」。
生徒たちは戸惑いながらも、すぐに答えを書きました。その後、様々な項目で採点されました。書き込んだ答えを採点する。
答えを書かないと、手紙が書けないということになります。だから、早く答えを書いてください」。
その後、他の生徒の回答を採点しました。
皆さん、今回のテストの結果が決まりました。皆さん、今回のテストの結果が決まりました、おめでとうございます。」
ワァー! 先生、先生! 勝った！勝った！！」。」
生徒たちは大きな歓声を上げた後、ジョバンニとカムパネルラを見て、「私は」と言っているような勝ち誇った表情をしました