世の中の間違ったことについて

世の中の間違ったことについて

私は大学で哲学を専攻していました。それは良い学問であり、多くの思考を必要とするものでした。でも、自分が何かおかしいと思ったことは一度もなかったと思います。私はごく普通の、順応した人間でした。そして、”自分は欠陥品に違いない “と思ったこともありませんでした。

しかし、突然、新しい学校に行くことになりました。哲学の教授になってほしいと言われたのです。私は学問の厳しさが好きでした。考えることは好きでした。しかし、政治的なことは好きではありませんでした。あまりにも「政治は悪いものだ」という感じがして、それが全く好きになれなかったのです。私は本を読んで、次の日にはそれについて書き始めるような人間でした。

だから、そのプログラムは辞めました。でも、その後、ロースクールに行っても、私はほとんど同じ人間でした。そして政治の世界に入ったのですが、突然、”政治と哲学の関係は?”と聞かれるようになりました。私は、哲学とは考えることだと説明しなければなりませんでした。政治はできません。政治では推理力は使えないのです。

つまり、哲学の学位を持っていても政治家にはなれないのです

Photo by wildsingapore

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