西暦20XX年、芸能人が現役のままアダルトビデオに出演することは最早日常であった。それはアイドルであっても例外ではない。 とあるアイドルユニットのリーダー、果歩は若干12歳である。その肢体は実際貧相であり、どちらかというとマニア受けするようなものであったが、確かに女性性の萌芽を感じさせていた。 さて、そのような果歩であるが、今まさに初出演作となるアダルトビデオの内容会議に出席しているところなのであった…
“今度こそ、やりたいことは一つだけ!”
“今だ、果歩!”
…スクリーンに映し出されたのは、セクシーな体つきで、女の子のように可愛い顔をした少年の映像だった。
“果歩ちゃんはちょっと幼いかな…でも、成長した姿を見たい!”
“今度は、もっと美しい体になるんだよ!”
“みんなが目をそらすことができないようなセクシーな体になるよ! かほさん、このアダルトビデオでやりましょう!”
セクシーな男の子とキュートな女の子の映像がスクリーンに映し出されました。
“君たち、このアダルトビデオでやるんだよね?”
“女子高生が男に何をするか見せてやるよ!”
“そうだよ、そのまんまだよ! そうだね! さあ、彼女に拍手を!”
“ヤッホーーーー! そうだ! 頑張ろう!”
スクリーンに映像が映し出された