成人年齢が18歳に引き下がったことをあなたはどう考えますか？？18歳に引き下がりどのような問題が起こってしまうと思いますか？
アメリカでは、成人年齢を18歳に引き下げるという考えが広まっています。成人年齢を18歳に引き下げることで、人々が正規の経済活動に参加し、就職しやすくなると考えられているのです。
これは自然で前向きなステップのように思えます。しかし、最低賃金の年齢を18歳に引き上げることは、社会全体に予期せぬ結果をもたらす可能性があります。
私は、最低賃金を18歳に引き上げることによる影響の方が心配です。アメリカでは、18歳は若いとはいえず、20歳くらいと考えられています。
そして予想通り、アメリカでは18歳の失業率は20歳から29歳の失業率より高い。
アメリカの最低賃金は現在、1時間7.25ドルです。
オーストラリアの最低賃金を見てみると、現在時給11.70ドルで、これはオーストラリアでは「生活賃金」とみなされている。
では、仮にオーストラリアがアメリカに倣って最低賃金を時給18ドルに引き上げた場合（イギリスの最低賃金は現在時給7.20ポンドで、2014年からそうなっている）、どんな影響があるのだろうか。
オーストラリア商工会議所の報告書によると、オーストラリアの失業率は11ポイントも上がるそうです。
これは多いように聞こえるが、実はそうではなく、オーストラリアの失業率は現在、前年同月比で4.2％ポイント上昇している。
オーストラリアの失業率は、アメリカの失業率よりも4.2ポイントも高いのです。
オーストラリア商工会議所
また、仮に今、最低賃金を時給18ドルに引き上げるとしたら、若者にも高い最低賃金を支払う必要があり、そうなると、16、17歳で労働市場に出た若者は19歳まで働かなければならないことになると、報告書は指摘している。
オーストラリア社会福祉協議会の報告書によると、最低賃金を時給18ドルに引き上げると、オーストラリアでは2万から3万人の雇用増につながるとされています。
つまり、オーストラリア商工会議所の報告書はおそらく正しい。最低賃金を時給18ドルに引き上げると、若者は25歳まで働かなければならなくなるのだ。
この問題は、ルールをどの程度変え、どのように実施するかについて、人々が注意を払う必要がある問題なのです