ダイエット
「ひとつは脂肪が足りていないこと、もうひとつは適切な種類の脂肪が足りていないことです」と、ニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学でメタボリック・リスク・プログラムのディレクターを務めるリチャード・ファインマン博士は言う。 「言い換えれば、消費カロリーが消費カロリーを上回っているのです。これが、私たちが太りやすくなっている多くの理由のひとつであり、健康に悪いのです」。 しかし、カロリーの増加が原因かどうかは不明である。 ひとつは脂肪が足りていないこと、もうひとつは適切な種類の脂肪が足りていないことである。 「脂肪は良質な燃料であり、分解されてエネルギーとなります」とファインマン博士は言う。その結果、身体は脂肪をエネルギー源として使うことができるのですが、私たちの食習慣は間違った種類の脂肪に集中しているため、実際には食べたときに燃焼される正しい種類の脂肪が少なくなっているのです」。 では何が問題なのか？ファインマンによれば、アメリカ人の食生活の問題点は、主に加工炭水化物と加工脂肪に基づいていることだ。これらの食品は、インスリンを増加させ、インスリン感受性を低下させることと、レプチンと呼ばれるホルモンの分泌を増加させることである