俺は魔法を駆逐したいと思って

俺は魔法を駆逐したいと思って

「ああ、なるほど。絶望の魔王』ですね。 「じゃあ、あなたはどうなんですか?ただ、駆逐される可能性があるような気がする」(一刀)。 「そんなに強くないでしょ」(一刀)「ちょっと治せる程度で、そんなに強くない魔法しかかけられない」(一刀)。 「……じゃあ、ちょっと治すくらいなら、『デビルズテイル』みたいな魔法が使えるようになればいいじゃないですか。 「なるほど」(一刀)「では、『魔王の指輪』は? 「魔法に使うほどの力はない」。 「なるほど。 「では、『魔王ベルト』は? 「魔王のベルト』もそんなに強くない。接近戦にしか使えない」。 「なるほど。 「では、『魔王の盾』は? 「これもそんなに強くないです。だんだん『魔王』のアクセサリーになっているようです」。 「あなたは、それを取らないのですか? 「持っていく力がない」。 「じゃあ、『魔王の鎧』は? 「魔法に使う力はない」。 「……なるほど」。 「では、『魔王の剣』は? 「わからない」。 「では、『魔王の弓』は? 「魔法に使う力はない」。 「……なるほど」。 「では、『魔王の短剣』は? 「わからない」。 「じゃあ、『魔王の盾』は? 「魔法に使うほどの力はない」。 「……なるほど」

Photo by European Central Bank

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