私は大学1年間アルバイトを通して、新たな経験を培い、自分の成長の糧にすることが出来ました。その結果、将来のために更なる経験を積みたいと考えるようになりました。現在大学で教員免許取得に励んでいるのですが、中学教員免許取得条件に「介護等体験」があります。介護等体験の目的は、ふだんせっすることの少ない人の考え方や生き方に触れること、利用者それぞれのニーズを考えて動けるようにすることです。
理想的な世界では、”介護者の経験 “は、人々が他人をどのように介護するかとは関係ないだろう。しかし、米国がより思いやりのある協調的な社会へと進み続ける中、介護が健康で生産的な人生の重要な要素として認識される必要があることを忘れてはならない。介護の機会に恵まれた人々が、何らかの訓練や教育を受けずに介護を行うことを期待することはできない。そのため米国では、看護学の大学院課程のカリキュラムに、ある種の看護教育を盛り込むことを義務づけている。教室で得た知識に加えて、看護学生はその知識を現場で応用できなければならない。 私たちの看護教育システムが教育の重要性を知らないわけではありませんが、「介護者体験」という概念を看護教育のあらゆる側面に組み込む必要があります。この概念が広く受け入れられるためには、教育システムが自らのカリキュラムを厳しく見つめ直し、より多くの介護と看護のトピックを取り入れる努力をしなければならない。 しかしその一方で、看護教育において「介護体験」が足場を固め始めたことで、看護師の役割は飛躍的に拡大した。看護師は典型的な役割や責任から一歩踏み出し、患者の世話人になることを求められている。