夢の中で、俺は小柳くんに犯されていた。

夢の中で、俺は小柳くんに犯されていた。彼は俺がどれだけ拒否や罵るような言葉を吐いても、俺を犯す手を止めなかった。幾度となく奥の奥を突かれて、もう無理だと叫ぶことも許してもらえず、俺は何度も意識を失った。目が覚めたとき、全身にびっしょりと汗をかいていて気持ちが悪かった。

私がしていたのは、願い事をすることだった。 「O-O-OH!」。 私は叫ぼうとした。しかし、私の口から言葉が飛び出した。 「う、うう、うう……」。 私はもう言葉を発することができず、ゆっくりと意識を失い始めた。 「ごめんね、小柳くん。本当にごめんなさい」。 声がして目を開けると、そこには小柳君の姿があった。 「今日はとても喜んでもらったけど、そろそろ終わりにしよう」。 「うん……」。 大量の汗が顔を伝い、私は大きな声で喘ぎ始めた。意識を失わなくてよかった」なんて言ったら、小柳くんはまた泣き出しそうだ。 でも、私は子どもだから。泣けないんだよ。泣くのが怖くて。 「君が泣かなかったから、僕は君を助けられたんだ。もう友達じゃない」。 「いや、僕は……」。 小柳君は私の頭に手を置いた。 「泣かなくてごめんね、でもこの人生を終わらせたくなかったんだ」。 「いや、僕も君が生きていてくれて嬉しいよ」。 小柳君は私の額に指を当てて笑った。 それは恋人を泣かせようとしている男の笑顔だった。 「でも、ちゃんと言わなきゃダメだよ。レイプされたことないなんて言っちゃダメだよ」。 「レイプされたことがないなんて嘘だ。私の国でも、私の学校でも、私のクラブでも、レイプはたくさんある。ここ数年レイプされたことはありません」。 小柳君は不敵な笑みを浮かべ、私の頭をさすりながら言った。 「ごめんね。ごめんね。

Photo by Newell Reinvention

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