ある日、私は変なアプリを見つけた。

ある日、私は変なアプリを見つけた。「デップリ」という名前で試しに開いてみると、どうやら人の体型や体重を自由にいじれるらしい。写真を取れば、後は二の腕やお腹、太ももなどを自由にいじれる。さらにこれは改変した人は「元々太っていた」ということになるらしい。つまり美人だった記憶はみんな忘れるのだ。これを使っていろんな美人女子を100kgくらい太らせてみよう。始めは2組の中野美咲にした。彼女は美人で優しく、陸上部に入っている。そんな彼女が突然100kgになり、周りから冷たい目で見られたらどうなるだろう。私は試しに「体重120kg、少し走っただけで汗がだらだらでる」と設定した。

私は部屋に入り、美咲に会った。 「こんにちは。美咲、ここにいるの?” 「はい、ここにいます。何か問題でも? 「いえ、大丈夫です。デプリ』を使っていたから、君の重さがどんなものか知りたくて、『デプリ』の形をした君の写真を撮って送ったんだ。気づかなかったでしょ?” “いや、いいんだ。大丈夫。何も気づかなかったよ」。 “そうか、気づかなかったからいいのか。まあ、たぶん大丈夫でしょう。あと数日で100キロ太りますよ」。 美咲はかなり驚いていた。デプリを使いたい」というリクエストは初めてだったし、まさか彼女が承諾してくれるとは思ってもみなかったからだ。 「そうですか。ありがとう。 「後で電話するから。じゃあね」。 会話はそこで終わった。予想通り、普通だった。彼女は言われたことは何でもするタイプだった。結局、彼女は自信満々で、誰かが自分を見ていることに気づいていないようだった。 しかし、彼女がそれをあっさりと受け入れたのは意外だった。 彼女が陸上部員だったからだ。実際、陸上部は彼女のイメージの大きな部分を占めていた。 「大丈夫?ずいぶん太ったみたいだけど” “まあ、どうしてそうなったのかわからないわ。しばらくして慣れたんです” 美咲は急に頭を下げた。人が痩せたときに自然にする姿勢だった。 「後で電話するわ。じゃあね” 「はい、さようなら」。

Photo by ClimateGroup

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