体力練成
この研究は、運動を伴う筋力トレーニングプログラムと伴わない筋力トレーニングプログラムが、12ヵ月後の筋力、身体組成、健康関連QOLに及ぼす効果を比較した無作為化比較試験である。参加者の平均年齢は58.9歳、募集時の平均体格指数（BMI）は32.4kg/m2、介入前の平均体重は77.8kgであった。介入前の平均体脂肪率は27.8％、介入前の平均除脂肪体重は59.8kgであった。被験者の介入前の平均有酸素容量は21.7mL – kg-1 – min-1で、介入前の平均筋力代謝当量は1.3×10-5W -1であった。被験者の介入前の平均有酸素容量は、最大有酸素容量で1.8 mL – kg-1 – min-1、VO 2ピークで1.7 mL – kg-1 – min-1であった。参加者は、対照群と有酸素トレーニング群の2群に分けられた。トレーニングの回数は8回で、トレーニング頻度は週4～6回、9週間であった。研究期間中、被験者には筋力トレーニングセッションと同時に身体運動を行い、トレーニングセッションの強度を同じに保つよう指示した。介入後、身体トレーニング群は30～50W-session-1の強度で有酸素トレーニングを10週間継続し、筋力トレーニング群は通常の筋力トレーニングを10週間継続した。