「男が育休を取るって、芸人としてはかなり珍しいでしょ。だから取ってみるのも面白いかなと思って」 そう語るのは、お笑い芸人の古坂大魔王。昨年秋、47歳で第2子の女児に恵まれた際、育休を取得したことが話題になった。2018年には長女が誕生している。 「長女が生まれた頃って、“ピコ太郎”と一緒にほぼ毎週末海外へ行ってる頃で、かなりハードスケジュールだったんですよね。そんな中でも、自分なりに育児頑張ったつもりだったんですよ。で、ある日『俺、何%くらい育児やってるかな?』って聞いてみたら、『2%』って言われたんです。ええ?って。でも今考えてみれば、確かにそう。いや、2%もやってなかったかも。じゃあこれ、2人目はきちんとやってみたらどうなるんだろう?という好奇心が生まれて」
この数字を見ると、仕事のために取っているというのは妥当だと思います。正直言って、私は驚きました、本当に。報酬を得ているのに、その価値は何なのか。それに対する答えはなかった。でも、お金が増えたので、それはそれで嬉しいですね。
どうやっているのですか?
答えはとても簡単です。子供と奥さんの面倒を見て、気を配ることです。スーパーマンのように、誰よりも少しだけ優れている必要はありません。気配りをしなければならないし、それに見合った報酬も得られる。これはとても面白いことです。もしそれができるなら、もしあなたが献身的なら、それはとても価値のあることだと思います。
あなたは今でもとても男らしいですね。
そうですね、妻とは結婚していますし、彼女は私の妹のようなものです。
子供を持つことについて、何か心配事はありましたか?
いいえ、ありません。でも、とても嬉しかったですよ。だって、また別のことをするのかと思っていましたから。毎日、海に行きたいとか、プールに行きたいとか、レストランに行きたいとか、そういうことではありません