犬の気持ちが想像以上に複雑
一部の科学者によれば、犬は実に感情的で知的であるが、家族の一員というよりは保護者として誤認されがちだという。 イギリスの犬の行動学の専門家であるテレンス・キール博士は、病気の子供を連れた母親に対する犬の反応は、想像以上に感情的であったかもしれないと述べた。人間は往々にして、私たちが思っている以上に犬の気持ちを読み取るのが上手なのだという。 「私たちから感情を読み取る犬の能力のおかげでしょう。”私たちが思っている以上に、おそらく多くのことが起こっているのでしょう” 犬は母親を子供との感情の橋渡し役として使っているのかもしれない。 「しかし、母親が少し悪くなり始めると、犬は何かおかしいと感じ、いろいろな変な声を出し始めるのです。「しかも、あまりいい声ではない。悲しいような、暗闇に怯えているような鳴き声です」。 キールは、母犬が病気であることを知ると、憐れみを示す傾向がある犬もいるようだ、と付け加えた。 「この人たちは間違っている。「犬たちはただ母親を守りたいだけで、感情的な表現はないと思っている。そうではないのです」